本記事ではこんな悩みを解決します。
遊びたいゲームや動画編集など、必要なスペックを実現するために、自作PCの組み立てにチャレンジするか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
自作PCは、トラブルが発生したときに自力で解決するスキルや、手間がかかるため、高額でもメーカー製のPCのほうが安心と感じる人もいます。
そこで本記事では、自作PCはやめとけといわれる理由や自作PCを組み立てた人の体験談、メリットとデメリットについてご紹介します。
目次
自作PCはやめとけといわれる理由【時代遅れ?後悔する?】
自作PCはメーカー製パソコンよりも自由度の高いパーツの組み合わせができますが、ある程度PC知識が必要になるため、後悔するケースもあります。
また、近頃はスペックの高いBTOパソコンも増えていることから「自作PCはやめとけ」といわれることも。
ここからは自作PCはやめとけといわれる5つの理由について解説します。
自作PCはやめとけといわれる理由【時代遅れ?後悔する?】
- トラブル時は自分で修理する必要がある
- メーカーの保証やサポートがない
- 初心者には組み立てが難しい
- パーツの互換性を確認する必要がある
- 時間と労力がかかる
それでは順番に解説していきます。
やめとけといわれる理由1. トラブル時は自分で修理する必要がある
自作PCはメーカー製PCとは異なり、トラブルが発生した場合は自身で修理を行う必要があります。
パーツの故障やウイルス感染、OSの不具合等、自分でトラブルシューティングを行ったうえで修理しなければならないため、PCの知識があまりない方は不便に感じるかもしれません。
ある程度PC知識のある方であれば問題ありませんが、初心者の場合は修理に多大な時間と労力を費やすことになるでしょう。
やめとけといわれる理由2. メーカーの保証やサポートがない
自作PCは自分で任意のパーツを組み合わせて組み立てるため、メーカー保証やサポートが利用できません。
PCパーツごとの保証はありますが、組み立てたPCに何らかのトラブルが起きた場合は、自分で原因を特定する必要があります。
メーカー製のパソコンであれば、メーカーのサポートが利用できますが、自作PCの場合は自分で原因を特定したり、PCパーツのメーカーへ問い合わせたりと、自力での解決が求められます。
トラブルが起きたときに対応する自信が無い場合は、メーカー製のパソコンを購入したほうがよいかもしれません。
やめとけといわれる理由3. 初心者には組み立てが難しい
自作PCは、CPUをはじめ、メモリやグラフィックボード、電源ユニットなど、さまざまなパーツを正しく取り付ける必要があります。
そのため、PC初心者にはハードルが高く、組み立てられたとしても、PCが起動しなかったり、故障してしまったりとトラブルが発生する可能性も。
特に下記の3つは、PC初心者に難しいとされている作業です。
自作PCで難しいとされている作業
- CPUの取り付け
- 各パーツの配線
- BIOSの設定
CPUの取り付けには、グリスの塗布やCPUクーラーの取り付けなど、繊細な作業が必要です。
各パーツをPCケース内でうまく配線するには、取り付ける順番や配線の取り回しを事前に考えておく必要があります。
自作PCの組み立てに初めて挑戦する場合は、組み立て経験者からアドバイスを受けたり、動画サイトなどで組み立て手順を確認したりしながら、正しく組み立てるのがおすすめです。
やめとけといわれる理由4. パーツの互換性を確認する必要がある
それぞれのPCパーツには規格やインターフェースが定められているため、自作PCの組み立て計画を立てる際、必ずパーツ同士の互換性を確認しなければなりません。
互換性のないパーツはPCが正常に動作せず、最悪の場合は破損してしまう可能性もあります。
たとえば、CPUとマザーボードはCPUソケットの形状やチップセットの種類を確認する必要があり、さらにメモリの規格も確認することが大切です。
パーツごとの互換性を確認する場合は、各メーカーのWebサイトや互換性チェックサイトなどで事前にチェックしておくとよいでしょう。
確実に動作するパソコンを求めるなら、BTOパソコンのようにメーカーが動作検証している構成を参考にするのもおすすめです。
やめとけといわれる理由5. 時間と労力がかかる
メーカー製のパソコンとは異なり、自作PCの組み立てには時間と労力がかかります。
パーツ選定から購入、組み立てからOSやドライバのインストールなど、初めて自作PCを組み立てる場合は、丸1日かかってしまうケースもあるでしょう。
目安として、必要スペックを決めてからパーツの選定に2〜3時間、実際に組み立てから動作確認まで4〜6時間程度はかかるケースが多いです。
複雑な構成や動作確認時にトラブルが発生した場合は、さらに時間と労力がかかります。
自作PCの組み立てにチャレンジする場合は、ある程度余裕を持ったスケジュールで計画するのがおすすめです。
自作PCはやめとけと感じた人の体験談・口コミ
インターネット上では、自作PCを組み立てた人の体験談や口コミも多くあります。
「コストを抑えられた!」「組み立てるワクワクがよかった」など、良い口コミもある一方、自作PCはやめとけという次のような体験談も。
自作PCはやめとけと感じた人の体験談・口コミ
- なにかトラブルがあったときに自力で解決できないならやめたほうがいい
- 自分でパーツを揃え、組み立てることに楽しさを感じられないならやめたほうがよい
- 結局メーカーで買うのとあまり変わらない。
パーツごとの相性やOS、ウイルス対策など、一つ一つの手間が面倒なのも、自作PCのデメリットとして挙げている人がいます。
また、自作PCでもスペックにこだわりすぎるとコストが高くなってしまうため、メーカー製PCとの差を感じられなかったという口コミもありました。
自作PCのメリット・デメリット
求めるスペックに合わせて自由に構成できるメリットがある自作PCですが、人によってはデメリットを感じる部分もあります。
ここからは自作PCのメリットとデメリットについて、具体的に解説します。
自作PCのメリット
メーカー製のパソコンにない自作PCのメリットは、以下の通りです。
自作PCのメリット
- コストパフォーマンスの良さ
- パーツの選択肢の広さ
- 拡張性の高さ
- 故障時に自分で対応できる
- 自作の楽しさを感じられる
基本的に、メーカー製品のパソコンと比較すると、自作PCのほうが低価格で同等のスペックを実現できます。
特に高スペックのパソコンは、自分でパーツを選び、組み立てる自作PCのほうが安くなるケースが多いです。
また、最新のパーツを取り入れたり、必要に応じてパーツの交換・追加をしたりするのも自作PCのメリットでしょう。
理想のPCを組みたい、こだわりを追求したい方は、自作PCにチャレンジしてみるとよいでしょう。
自作PCのデメリット
自作PCは組み立てる楽しみがメリットではありますが、デメリットになる点もあります。
自作PCのデメリット
- 組み立てるのが難しい
- 故障時は自力で解決が必要
- 時間と労力がかかる
自作PCの一番のデメリットは、組み立てるのが難しい点でしょう。
また、パーツの互換性チェックをしても、初期不良が発生する可能性があり、トラブル発生時にはPCパーツのメーカーに問い合わせや交換手続きを自力でする必要があります。
自作PCへの理解や知識があっても、時間と労力がかかるため、理想のスペックの実現を重視するのか、手軽さを重視するのか、デメリットも含めて検討しましょう。
自作PCはこんな人におすすめ
自作PCは、ある程度PC知識が必要なため、万人向けではありません。
メリット・デメリットを踏まえたうえで、自作PCがおすすめなのは下記の特徴にあてはまる人です。
自作PCがおすすめな人の特徴
- コストを抑えたい人
- PCの仕組みを理解したい人
- 自由にカスタマイズするのが好きな人
- 何かを組み立てるのが好きな人
- 将来的にスペックのアップグレードを検討している人
自作PCは、組み立てに必要なパーツを自分で選べるため、メーカー製よりもコストを抑えられる可能性があります。
最新パーツも、セール時など安い時期に購入すれば、大幅なコストダウンも叶うでしょう。
また、自力で組み立てから運用、メンテナンスまで行う自作PCでは、PCの仕組みを理解したい人やカスタマイズが好きな人におすすめです。
上記の特徴に当てはまる人は、自作PCの組み立てに挑戦することで大きな達成感や満足感が得られるかもしれません。
自作PCよりもBTOパソコンの通販がおすすめ
自作PCを組み立てるのが難しいと感じたら、求めるスペックに近いBTOパソコンを購入するのもおすすめです。
今回はBTOパソコンが購入できるおすすめのサイトを3つご紹介します。
BTOパソコンが購入できるおすすめのサイト
それでは順番に解説していきます。
1. Amazon
AmazonではPCパーツ以外にも、さまざまなメーカーのBTOパソコンを販売しています。
カジュアルにゲームを楽しみたい、最高画質、快適にパソコンを利用したいなど、ニーズに合わせて複数のおすすめ構成BTOパソコンが購入可能です。
たとえば、下記のような構成のパソコンが購入できます。
商品モデル番号 | LG-C5081SHG5ZM |
価格 | 100,760円(税込) |
Amazon評価 | 3.8/5.0 |
CPU | Core i5-10400 |
RAM容量 | DDR4 8GB(空きスロット×1) |
SSD容量 | 256GB |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1650 (GDDR6版/ビデオメモリ4GB) |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
たとえば、下記のような人気BTOパソコンメーカーがさまざまな構成でパソコンを販売しています。
Amazonで購入できる主なBTOパソコンメーカー
- ガレリア
- G-Tune
- iiyama
- ASUS
- DELL
Amazonプライムセールなどを利用すれば、安価に購入できる可能性もあるので、セール時期もチェックしてみてください。
2. 楽天市場
楽天市場もAmazonと同様にさまざまなメーカーのBTOパソコンが購入できます。
PCパーツ専門店がBTOパソコンを販売しているケースもあり、お店によってはメモリやストレージ増設オプションが利用できる場合も。
自作PCを組み立てるのは難しいけど、スペックにはこだわりたいという方は、楽天市場で販売されているBTOパソコンをアップグレードして購入するのがおすすめです。
たとえば、下記のパーツは変更オプションで選べる可能性があります。
楽天市場でアップグレード・変更できる要素
- メモリ
- ストレージ
- CPUクーラー
- Bluetooth・Wi-Fi機能
- Officeソフト
そこまで高いスペックは求めないけど、メモリやストレージには余裕が欲しい!という方は、ぜひアップグレードしてみてください。
3. フロンティア
フロンティアは老舗パソコンメーカーで、おすすめのBTOパソコンの販売だけでなく、購入サポートもあるのが特徴です。
用途や予算などの希望をフォームに送ると、ぴったりなパソコンを提案してもらえるので、どのBTOパソコンを選んだらいいか悩んでいる人におすすめです。
セール時の割引率も高いので、高スペックなパソコンもお得に購入できるかもしれません。
また、すぐにPCが欲しい人向けに、即納モデルも用意されています。
商品モデル番号 | 【即納品】FRGKB550/03/Q/NTK |
価格 | 167,800円(税込) |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー |
RAM容量 | 32GB (16GB x2) |
SSD容量 | 1TB M.2 NVMe SSD (Crucial P3 Plus) |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti (8GB) |
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
>> FRONTIER(フロンティア)の公式サイトを確認する
「自作PCはやめとけ」に関するよくある質問
最後に自作PCでよくある質問に5つお答えします。
自作PCは時代遅れ?後悔したポイントは?など、気になる質問をピックアップしました。
自作PCはやめとけと言われて迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
自作PCは時代遅れ?
BTOパソコンを取り扱っているメーカーが増えたことで、自作PCは時代遅れと言われがちですが決してそんなことはありません。
近年、PCパーツの高性能化や多様化によって、自作PCの魅力は以前よりも増し、需要も高まっているといえます。
プレイしたいゲームの推奨スペックに合わせてパーツをカスタマイズしたり、部屋のインテリアに合うようにPCケースなどにこだわったりとさまざまな楽しみ方が可能です。
また、動画編集やハイスペックを要する最新ゲームなど、特定の用途に特化したPCを構築したい方も自作PCがおすすめです。
パーツごとの相性やメンテナンスなど、手間はかかりますが、その分PCへの理解が深まり、愛着も湧くので、自分のニーズに合わせた理想的な自作PCを作ってみてくださいね。
自作PCで後悔することはある?
自作PCを組み立てた経験のある方は、何かしら後悔した経験があるのではないでしょうか。
たとえば、自作PCで後悔しがちなポイントは、次の5つです。
自作PCで後悔したポイント
- 予算オーバー
- 組み立て・メンテナンスの手間がかかる
- パーツの相性が悪い
- トラブルシューティングが難しい
- 思った通りの性能が出せない
特に自作PC初心者の場合、スペックを重視すると予算が足らず、どこを妥協すればよいのか迷うかもしれません。
また、PCパーツへの理解がないと、組み立てやメンテナンスが面倒なのも自作PCでよくある後悔です。
パーツ同士の互換性や、トラブル発生時に原因を把握する難しさは、ある程度PC知識が必要になります。
自作PCを組み立てる際は、自分の理想のPCスペックや予算など事前に情報収集し、設定ミスがないよう慎重に作業しましょう。
自作PCの予算はどれくらい?
自作PCの予算は求めるスペックや用途によって、大きく変動します。
また、PCパーツは時期によって高騰するケースも多く「このくらいの予算があれば大丈夫」とはいえません。
とはいえ、用途によってある程度必要なスペックは割り出せるため、予算相場を推測することは可能です。
たとえば、インターネットを閲覧したり、オフィスソフトを操作したりする程度のスペックであれば、低予算でも十分な自作PCが組めます。
しかし、最新ゲームを最高画質でプレイしたい、動画編集を快適に行いたいなど性能を必要とする場合は、20〜30万円を超えてくるでしょう。
自作PCの予算を決める際は、次の3つを参考にするのがおすすめです。
自作PCの予算を決めるポイント
- PCパーツの価格変動をチェックする
- セール時期をチェックする
- 必要な周辺機器を確認する
最新のパーツが高価なのはもちろんですが、ミドルスペック帯のPCパーツも人気が高く、価格変動が激しいです。
お得に自作PCを組むなら、価格.comなどの見積もりサイトを参考にしつつ、セール時期に安くPCパーツを購入するとよいでしょう。
自作PCの見積もりサイトのおすすめは?
自作PCを組むにあたり、予算を立てるなら見積もりサイトを利用するのがおすすめです。
見積もりサイトは、必要なパーツを選択していくだけで、簡単に合計金額を計算できます。
おすすめの自作PC見積もりサイトは、次の3つです。
自作PCパーツのおすすめ見積もりサイト
上記サイトは予算だけでなく、パーツごとの互換性も確認できるため、安心して自作PCの計画が進められるでしょう。
ゲーミング用の自作PCはやめとけ?
近年、コスパの良いゲーミングPCが登場していることもあり、自作PCはやめとけという意見も増えています。
しかし、最近のゲームは推奨スペックも高くなっていることから、最適化されたゲーミングPCを組み立てるのに自作PCは有力な選択肢となります。
推奨スペックにあったパーツを選べるのはもちろん、冷却性能や静音性など自分のこだわりが詰め込めるのも自作PCの良さでしょう。
一方で、PCの知識に自信がない方や、購入してすぐにゲームを始めたい方は、BTOパソコンのほうがよいかもしれません。
理想のゲーミング環境を追求するなら自作PC、手間なく高スペックなパソコンが欲しいならBTOパソコンを選ぶのがおすすめです。
まとめ:自作PCはやめとけといわれる理由【時代遅れ?後悔する?】
本記事では、自作PCはやめとけといわれている理由についてご紹介しました。
改めて自作PCはやめとけといわれている理由を確認しておきましょう。
自作PCはやめとけといわれている理由
- トラブル時は自分で修理する必要がある
- メーカーの保証やサポートがない
- 初心者には組み立てが難しい
- パーツの互換性を確認する必要がある
- 時間と労力がかかる
また、自作PCのメリット・デメリットは以下の通りです。
自作PCのメリット
- コストパフォーマンスの良さ
- パーツの選択肢の広さ
- 拡張性の高さ
- 故障時に自分で対応できる
- 自作の楽しさを感じられる
自作PCのデメリット
- 組み立てるのが難しい
- 故障時は自力で解決が必要
- 時間と労力がかかる
自作PCを組み立てるか悩んだら、ぜひ本記事で紹介したメリットやデメリットを参考に検討してみてください。
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