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【初心者必見】VALORANT感度設定ガイド|プロの数値と自分に合う感度の見つけ方

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logicool mouse

VALORANTは、精密なエイムと素早い判断力が求められるタクティカルFPSです。

同じ腕前のプレイヤー同士でも、感度設定ひとつで撃ち合いの勝率が変わることもあります。

しかし、感度の設定は奥が深く、「とりあえずプロの真似でいいの?」「自分に合う数値はどうやって決めればいい?」と悩む人も少なくありません。

初心者でもわかる感度の仕組みと調整方法、さらに日本・世界のトッププロが使う最新感度をまとめて紹介します。

VALORANTの感度設定とは?初心者でもわかる基礎知識

VALORANTでは、マウス感度の設定がエイム精度や操作のしやすさに直結します。
プロゲーマーも自分のプレイスタイルに合った感度を突き詰めており、勝敗を分ける重要な要素です。

しかし、「どの感度が最適なのか」「プロと同じ設定を使えばいいのか」と迷う初心者は少なくありません。
ここでは、感度設定の基本用語や考え方をわかりやすく解説します。

VALORANTの感度設定で知っておくべき3つの用語

VALORANT感度の基礎用語

  • DPI(マウスの解像度)
  • ゲーム内感度(In-game Sensitivity)
  • eDPI(DPIと感度を掛けた数値)

DPI(Dots Per Inch)とは?

DPIはマウスを1インチ動かしたときに、画面上でカーソルがどれだけ動くかを示す数値です。
一般的なゲーミングマウスは400〜800 DPIが主流で、高性能モデルでは数千DPIまで対応しています。

ゲーム内感度とは?

VALORANT内で設定するマウス感度のことです。
0.1〜10.0の範囲で調整でき、DPIと組み合わせて最終的な操作感が決まります。

eDPI(Effective DPI)とは?

DPIとゲーム内感度を掛け合わせた数値で、実際の操作感を表す指標です。
計算式は以下の通りです。
eDPI = DPI × ゲーム内感度
例)800 DPI × 0.4 = eDPI 320

eDPIを使うメリット

  • プラットフォームやプレイヤー間で感度を比較しやすい
  • プロの設定を数値で参考にできる
  • DPIを変えても同じ操作感を維持できる

プロがよく使うeDPIの範囲

VALORANTの多くのプロ選手は、eDPI 200〜400に設定しています。
これはエイム精度と素早い視点移動のバランスが良いとされる範囲です。

感度が高すぎる場合のデメリット

高感度の注意点

  • エイムが不安定になりやすい
  • リコイル制御が難しくなる

感度が低すぎる場合のデメリット

低感度の注意点

  • 素早い振り向きが困難になる
  • 手首や腕への負担が増える
初心者の方はまずeDPI 250〜280あたりの中感度で始め、1〜2週間ごとに微調整して自分に合う感度を探すのがおすすめです。

VALORANTで勝率を上げたい人へ。Valorant 感度VALORANT 感度設定)をeDPIで統一して考える方法、プロゲーマーの最新感度一覧Tenz式の感度調整振り向き距離の目安までをまとめました。

おすすめ基準値とタイプ別目安

平均値から入る:eDPI 263を起点にする

まずはeDPI ≒ 263付近を基準にし、BOT撃ちやデスマッチで微調整するのが無理がありません。

DPI基準感度(eDPI263換算)
4000.657
8000.328
16000.164

タイプ別の目安

  • 低感度(eDPI 200以下):精度重視。大きめのマウスパッド推奨。
  • 中感度(eDPI 250〜300):万能型。最初の起点にしやすい。
  • 高感度(eDPI 300以上):素早い視点切替がしやすい。繊細なコントロールが必要。

最新版|プロゲーマーの感度一覧(DPI/感度/eDPI)

大会配信やインタビュー等で公表された設定をもとにリストアップしました。実環境や時期により変動はあります。参考値として活用してください。

チーム選手DPI感度eDPI
ZETA DIVISIONLaz日本8000.355284
ZETA DIVISIONcrow日本8000.45360
ZETA DIVISIONDep日本8000.214171.2
ZETA DIVISIONSugarZ3ro日本8000.27216
ZETA DIVISIONTENNN日本8000.28224
ZETA DIVISIONbarce日本8000.6480
DetonatioN FocusMeSuggest韓国16000.15240
DetonatioN FocusMeReita日本16000.125200
DetonatioN FocusMexnfri韓国4000.5200
DetonatioN FocusMeAnthem日本8000.3240
DetonatioN FocusMeSeoldam韓国8000.35280
DetonatioN FocusMetakej日本4000.45180
Crazy RaccoonMedusa日本4000.55220
Crazy Raccoonneth日本8000.27216
Crazy RaccoonMeiy日本8000.3240
Crazy Raccoonpopogachi日本8000.57456
Crazy Raccoonmakiba日本8000.3240
DRXStax韓国4000.43172
DRXRb韓国8000.35280
DRXZest韓国4000.56224
DRXBuZz韓国4000.57228
DRXMaKo韓国4000.45180
DRXFoxy9韓国8000.485388
Paper RexJingggシンガポール16000.188300.8
Paper Rexmindfreakインドネシア4000.55220
Paper Rexf0rsakeNインドネシア8000.652521.6
Paper RexBenkaiシンガポール8000.25200
Paper Rexd4v41マレーシア9000.65585
FNATICBoasterイギリス4000.52208
FNATICDerkeフィンランド4000.74296
FNATICAlfajerトルコ4000.45180
FNATICLeoスウェーデン4000.41164
FNATICMisticイギリス4000.7280
FNATICChronicleロシア8000.25200

Tenz式:最短で自分に合う感度へ寄せる手順

VALORANT】TenZ(テンズ)の感度設定・使用デバイスとは?マウス・キーボードを紹介 | Better Buy

  1. 基準感度(ミドル)を決める:例としてeDPI 260前後。
  2. ミドル×1.5=ハイセンシ、ミドル÷2=ローセンシを作る。
  3. 射撃場でBOT撃ち:トラッキング/フリック/スプレーをチェック。
  4. 合わない方(ハイ or ロー)を除外。
  5. 残った感度とミドルの平均値を新ミドルにする。
  6. 手順2〜5を5〜7回繰り返す。
  7. 最後に残ったミドルが暫定最適。ランク/デスマッチで1〜2週間固定して運用。

感度を定着させるポイント

  • 短期で頻繁に変えない。最低1〜2週間は固定
  • 「振り向きが窮屈/大きすぎる」「止めエイムが流れる」など具体的な違和感を根拠に微調整。
  • マウスパッドの摩擦・サイズ、マウス重量も合わせて最適化。

VALORANT向けおすすめゲーミングマウス

以下は競技シーンで人気の高いプロゲーマーも使用する定番モデルです。

VALORANT向けゲーミングマウス比較表

商品名Logicool G PRO X Superlight 2Razer Viper V3 ProZOWIE EC2-CWASUS ROG Harpe Ace Mini
画像
重量約60g約54g約77g約49g
センサーHERO 2系Focus Pro系3395系PAW3395系
DPI範囲100〜32,000100〜35,000100〜26,000100〜36,000
接続方式ワイヤレスワイヤレスワイヤレスワイヤレス
価格(税込)22,300円(2025年8月時点Amazon調べ)26,480円(2025年8月時点Amazon調べ)12,980円(2025年8月時点Amazon調べ)19,164円(2025年8月時点Amazon調べ)
Amazon評価(4.5/5.0)(4.5/5.0)(4.4/5.0)(4.2/5.0)
特徴軽量×安定。競技定番。最軽量級。低Lod傾向。右手形状の王道。細かなDPI刻みとチューニング。
購入先

Logicool G PRO X Superlight 2

使用選手:Laz(ZETA DIVISION)、Derke(FNATIC)、f0rsakeN(Paper Rex)

特徴:約60gの軽量ワイヤレスマウス。安定感のあるHEROセンサーと万人向けの左右対称形状で、多くのトッププロに愛用される競技シーンの定番。

Razer Viper V3 Pro

使用選手:BuZz(DRX)、Jinggg(Paper Rex)

特徴:約54gの超軽量設計。Razer Focus Proセンサー搭載で高精度かつ低Lod(リフトオフディスタンス)設定が可能。

ZOWIE EC2-CW

使用選手:Stax(DRX)、Seoldam(DFM)

特徴:右手専用エルゴ形状で手になじみやすいフィット感。ZOWIEらしい低遅延と安定性で長時間プレイでも疲れにくい。

ASUS ROG Harpe Ace Aim Lab Edition

使用選手:Anthem(DFM)、Meiy(Crazy Raccoon)

特徴:約54gの軽量ボディにPAW3395センサー搭載。Aim Labとのコラボで細かなDPI調整や設定が可能。

ARTISAN マウスパッド(零 / 疾風 / 雷電)

created by Rinker
ARTISAN
¥6,744 (2025/08/13 15:53:06時点 Amazon調べ-詳細)

使用選手:Dep(ZETA DIVISION)、crow(ZETA DIVISION)、Benkai(Paper Rex)

特徴:国内製造の高品質マウスパッドシリーズ。摩擦の強弱や滑りの速さをモデルごとに選べ、最終的なAIMチューニングに最適。

ゲーム内の設定場所とスコープ感度の扱い

  • 設定 > 一般 > 感度:照準で視点感度を変更できます。
  • スコープ感度倍率は0.9〜1.0付近から試し、ADS時の違和感が出ないよう調整。
  • 射撃場ではUIから0.1/0.01刻みで素早く調整可能。

よくある質問(FAQ)

プロゲーマーの感度をそのまま使えば強くなれますか?

プロの数値は出発点として有効ですが、そのままで必ず上達するわけではありません。手の動かし方やマウス・パッド環境で最適値は変わります。

  • 基準にする:好きなプロ or 平均eDPI≒263
  • 試す場所:射撃場・デスマッチでフリック/トラッキングをチェック
  • 微調整:合わないと感じたら±5〜10%ずつ変更

初心者はどのeDPIから始めるべきですか?

まずはeDPI 250〜280の中感度帯が扱いやすいです。迷う場合はeDPI≒263を起点に、少しずつ上下して自分に合わせましょう。

  • 400DPIなら感度0.657付近/800DPIなら0.328付近が目安
  • 1〜2日の練習で「止めやすさ」「振り向きやすさ」を評価

eDPIはどうやって計算しますか?

eDPI = マウスDPI × ゲーム内感度 で計算します。数式で管理すると比較が簡単です。

  • 例:800 × 0.30 = 240
  • 例:400 × 0.60 = 240(同じeDPIなので体感は近い)

感度はどのくらいの頻度で見直すべきですか?

基本は1〜2週間は固定して慣らします。明確な違和感が出た時のみ微調整しましょう。

  • 振り向きが窮屈/大き過ぎる → 感度をわずかに上下
  • 止めエイムでポインタが流れる → わずかに低感度へ

マウスパッドの違いはエイムに影響しますか?

影響します。表面の摩擦と止めやすさがエイム感に直結します。感度と合わせて最適化すると安定しやすいです。

  • 止めが流れる → 抵抗強め(コントロール寄り)
  • 振り向きが重い → 滑り良め(スピード寄り)
  • 低感度運用 → 大きめサイズのパッド推奨

まとめ

  • VALORANTの感度設定は「eDPI」で統一すると比較がしやすい
  • プロ平均のeDPI263を起点にTenz式で調整するのがおすすめ
  • 感度やデバイスは固定期間を設けて身体に覚えさせることが重要
プロ設定を参考に、自分だけの最適感度を見つけてVALORANTをもっと楽しみましょう!

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  • この記事の著者/監修者
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GameLens編集部

GameLens(ゲームレンズ)の編集者/監修者。長年にわたってゲーミングデバイスのレビューや情報発信に携わっています。マウスやキーボード、イヤホンやモニター、ヘッドセットやコントローラー、ゲーミングPCやノートパソコンなど、幅広いカテゴリーのゲーミングデバイスを収集するのが趣味で、特にLogicool・Razer・BenQといったメーカーの製品を愛用。お気に入りのゲームはApex Legends、VALORANT、SplatoonなどFPSやTPSを中心に多岐にわたり、最近は新たにLogicool G913を導入して快適なゲームプレイ環境を追求中。ゲーマーの皆様にとって有益な情報を提供すべく、実際の使用感や技術的な観点からレビュー記事を執筆。ゲーミングデバイス選びや快適なプレイ環境の構築に役立つ情報をお届けすることをモットーに、常に正確で分かりやすい記事制作を心がけています。GameLens運営の傍らゲーマー・ストリーマーの事務所を運営中。

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