
今回はこんな疑問を解決していきます。
Steam Deckで快適にゲームを遊ぶなら、内部ストレージの性能がプレイ体験に大きく影響します。
特にAAAタイトルや容量の大きいゲームを多くインストールする人ほど、SSDの速度や容量による違いを感じやすくなります。
とはいえ、国内で購入できるSSDは種類が多く、規格・容量・相性などどこに注目して選べばいいのか迷いやすいのも事実です。

目次
Steam Deck向けSSDの選び方
Steam Deckは内部ストレージの規格が決まっているため、対応するSSDを正しく選ぶことがとても重要です。
Steam Deck向けSSDの選び方のポイントは、次の2つです。
Steam Deck向けSSDの選び方
- 規格は必ず「M.2 2230 NVMe」を選ぶ
- 容量は1TB以上が実用的
Steam Deckで遊ぶゲームは容量の大きいタイトルも多いため、これらのポイントを押さえてSSDを選ぶことが大切です。
規格は必ず「M.2 2230 NVMe」を選ぶ
Steam Deckの内部ストレージは「M.2 2230 PCIe NVMe」に対応しており、SATA接続のSSDは動作しません。
そのため、SSD選びでは最初に必ずサイズとインターフェースを確認することが重要です。
特に2230サイズは一般的なPC向けの2280サイズより流通が少ないため、必ず「2230」表記のあるモデルを選ぶ必要があります。

容量は1TB以上が実用的
Steam Deckで遊べるゲームはAAAタイトルを中心に容量が大きく、500GBではすぐにストレージがいっぱいになりやすいのが実情です。
そのため、複数のゲームを快適に入れ替えながら遊びたい場合は、1TB以上を選ぶほうがストレスなく使えるケースが多いです。
特に最近の大容量タイトルでは1本で100GB前後を占めるものもあるため、500GBでは管理がシビアになりがちです。
容量に余裕があるほどダウンロードの手間が減り、Steam Deckの持ち味である「すぐ遊べる感」が活きてきます。
より多くのゲームを入れておきたい人は、2TBモデルも選択肢に入るでしょう。

片面実装(Single-Sided)のSSDを選ぶ
Steam Deckは内部スペースがタイトなため、M.2 2230 NVMe SSDでも「片面実装(single-sided)」のモデルを選ぶのが安心です。
片面実装とは、SSD基板の片側だけに部品(NANDやコントローラ)が載っているタイプのこと。
両面実装(double-sided)は厚みが増えやすく、内部で干渉するリスクが高まります。
購入時は商品ページの仕様欄で「Single-Sided」「片面実装」の表記があるかを確認しましょう。
あわせて、表記として「M.2 2230-S2」(片面タイプ)となっている製品も目安になります。
なお、本記事で紹介しているSSDは片面実装として流通していることが多いものの、ロットや販売時期によって仕様が異なる場合もあります。購入前に商品ページの仕様欄で「Single-Sided(片面実装)」「2230-S2」などの表記を確認しておくと安心です。
Steam Deck向けSSDの各商品の詳細は次の章をご覧ください。
Steam Deck向けSSDおすすめ5選の比較表
続いてはSteam Deck向けSSDおすすめ5選の比較表をご紹介します。
Steam Deck向けSSDおすすめ5選の比較表
| 項目\商品名 | crucial Micron 内蔵SSD 2400シリーズ M.2 2230 2TB | Seagate FireCuda 520N M.2 2230 内蔵 SSD 1TB | Dogfish M.2 2230 SSD | トランセンドジャパン トランセンド 256GB | Acer MA200 M.2 2230 内蔵SSD 1TB |
| 商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 価格(税込) | 38,000円 | 17,700円 | 20,999円 | 6,480円 | 16,980円 |
| Amazon評価 | (4.7/5) | (4.6/5) | (3.9/5) | (4.3/5) | (4.2/5) |
| 容量 | 2TB | 1TB | 1T | 256GB | 1TB |
| 規格 | M.2 2230 | M.2 2230 | M.2 2230 | M.2 2230 | M.2 2230 |
| 保証 | - | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 |
| 購入サイト |
Steam Deck向けSSDおすすめ5選
ここではSteam Deckで使えるおすすめSSDをご紹介します。
Steam Deckの内部ストレージを換装することで、より多くのゲームを保存できるようになり、読み込み速度の向上も期待できます。
数あるM.2 2230 SSDのなかでも、Steam Deckで使いやすく、実装報告が多い5モデルを厳選したので参考にしてみてください。
Steam Deck向けSSDおすすめ5選
それでは順番に解説していきます。
Steam Deck向けおすすめのSSD①crucial Micron 2400シリーズ 2TB(M.2 2230)
crucial Micron 2400シリーズ 2TBは、M.2 2230フォームファクタを採用したPCIe Gen4 NVMe SSDで、Steam Deckの内部ストレージ換装に使える大容量モデルです。
容量不足を感じやすいSteam Deckユーザーにとって、2TBは最も扱いやすい選択肢です。
また、最大4,500MB/sの読み取り速度に対応しており、AAAタイトルの起動やロードの待ち時間を短縮したい人に向いています。
Steam Deckを「大容量+高速化」したい人におすすめのモデルです。

| 価格 | 38,000円 |
| 容量 | 2TB |
| 規格 | M.2 2230 |
| 保証 | - |
Steam Deck向けおすすめのSSD②Seagate FireCuda 520N 1TB
Seagate FireCuda 520N 1TBは、Steam Deck向けのM.2 2230 SSDのなかでも高速性能と保証内容が充実したモデルです。
読み込み速度は最大4,800MB/秒に対応しており、ゲームのロード短縮やデータアクセスがスムーズになります。
携帯ゲーム機・ノートPC向けに最適化された設計で、Steam DeckやROG Allyなどのポータブルゲーミングデバイスでも安定動作が期待できます。
さらに、メーカー独自のRescueデータ復旧サービス3年と、長期の5年保証が付帯しているため、安心して長期間使える点も魅力です。
高速読み込み性能を求める人や、保証の手厚いSSDを選びたい人に向いています。

| 価格 | 17,700円 |
| 容量 | 1TB |
| 規格 | M.2 2230 |
| 保証 | 5年 |
Steam Deck向けおすすめのSSD③Dogfish M.2 2230 SSD 1TB
Dogfish M.2 2230 SSD 1TBは、Steam Deckの換装に使える2230サイズのNVMe SSDで、容量と価格のバランスを重視したい人に向いたモデルです。
1TB容量があれば、容量の大きいゲームを複数入れても余裕が出やすく、ゲームの入れ替え頻度を減らせます。
またNVMe SSDのため、標準ストレージからの換装でゲーム起動やロードの待ち時間を短縮しやすいのもメリットです。

| 価格 | 20,999円 |
| 容量 | 1TB |
| 規格 | M.2 2230(NVMe) |
| 保証 | 5年 |
Steam Deck向けおすすめのSSD④Transcend M.2 2230 NVMe 256GB
Transcend M.2 2230 NVMe 256GBは、Steam Deckの容量を手軽に拡張したい人向けのエントリーモデルです。
読み込み最大2,000MB/秒・書き込み最大950MB/秒のGen3接続に対応しており、標準ストレージより快適なデータアクセスを実現できます。
サイズは片面実装のM.2 2230規格で、Steam Deck内部にもスムーズに収まり、発熱リスクを抑えた安定動作が期待できます。
耐久性は100TBW・MTBF200万時間で、普段使いのゲーム用途であれば十分な寿命を確保できます。
まずは低コストで換装を試したい人や、容量より価格重視で選びたい人にぴったりのモデルです。

| 価格 | 6,480円 |
| 容量 | 256GB |
| 規格 | M.2 2230(NVMe Gen3) |
| 保証 | 5年 |
Steam Deck向けおすすめのSSD⑤Acer MA200 M.2 2230 内蔵SSD 1TB
Acer MA200 1TBは、M.2 2230サイズのNVMe SSDで、Steam Deck/ROG Ally対応をうたうゲーム向けモデルです。
最大読込5,200MB/秒・最大書込4,700MB/秒と高速スペックを備えており、起動やロードを快適にしたい人にも選びやすい構成になっています。
Steam DeckはPCIe Gen3帯域のため、公称値どおりの速度は出にくいものの、1TBの大容量化によってゲームの入れ替え頻度が減り、運用面の快適さは大きく向上します。
メーカー5年保証が付いているので、長く使えるSSDを選びたい人にも向いた1台です。

| 価格 | 16,980円 |
| 容量 | 1TB |
| 規格 | M.2 2230(NVMe Gen4) |
| 保証 | 5年 |
Steam Deck向けSSDに関するよくある質問(Q&A)
Q. Steam DeckにはどのSSD規格が使えますか?
A. Steam DeckはM.2 2230サイズのNVMe SSDのみ対応しています。2280サイズやSATA接続のSSDは装着できません。
Q. PCIe Gen4とGen3のどちらを選べば良いですか?
A. Steam DeckはGen3帯域のため、Gen4 SSDでも体感差は限定的です。安定性重視ならGen3、耐久性や上位性能を求めるならGen4を選ぶケースが多いです。
Q. 換装すると保証はどうなりますか?
A. SSD換装は公式サポート外のため、保証適用外になる可能性があります。自己責任での作業となる点は理解しておきましょう。
Q. 容量はどれくらいが使いやすいですか?
A. AAAタイトルを多く入れる場合は1TB以上が便利です。インディー中心なら512GBでも運用できます。
Q. 換装時に注意すべき点はありますか?
A. 静電気対策、ネジの管理、バッテリーコネクタの取り外しが重要です。無理な力を加えると破損の原因になります。
Q. 2230 SSDならどれでもSteam Deckで動作しますか?
A. 多くのモデルで動作報告がありますが、相性問題がゼロではありません。実績のあるメーカー品を選ぶと安心です。
まとめ:Steam Deck向けおすすめSSD5選

本記事ではSteam Deckに使えるM.2 2230 SSD5選と、失敗しない選び方・換装方法についてご紹介しました。
改めてSteam Deck向けおすすめSSD5選を確認しておきましょう。
Steam Deck向けおすすめSSD5選
また、Steam Deck用SSDの選び方は以下の通り。
Steam Deck用SSDの選び方
- 規格は必ず「M.2 2230 NVMe」を選ぶ
- 容量は1TB以上が実用的
本記事を参考にSSDを選び、Steam Deckのストレージをより快適に拡張してください!











